【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』
第9回 キャラクター設定(5)

 新子達が空想する平安時代の周防の国の人々。この作品では、上流階級の諾子と下層の千古、2人の少女の物語が、新子達の物語と並行しながら進んでいく事になる。ちなみに千古役の奥田風花は、物語の舞台となる地元・山口でのオーディションで選ばれた。

●諾子
のちに清少納言と名乗ることになる8歳の少女。西暦974年、海路、周防へやって来た。周防守・清原元輔が年老いてから作った娘なので、「小さ君」とも呼ばれる。普段着である「衵(あこめ)」、外出用の軽装である「汗衫(かざみ)」、さらにここには絵がないが礼装である「細長(ほそなが)」などの衣装がある。寝殿造の邸内で、ずっとひとり遊びを続けている。(声・森迫永依)





●千古
周防守の館で、下働きする端女の少女。「千古」という名は館で働くために与えられたものらしく、本当の名前は判然としない。一言も喋らず、ただ黙々と働き続ける。(声・奥田風花)


●千古の妹たち
千古に妹は二人いる。貧乏人の子だくさん、双子なのです。(声・諸星すみれ)


●平安時代の子どもたち
多々良氏、日置氏、土師氏などこの地方の豪族の子弟たち。いつのまにか諾子の子分にされてゆく。(声・四郎=海鋒拓也)


●平安時代の子どもたち
その他、周防国府の庶民の子どもたち。


【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』第10回へつづく

●『マイマイ新子と千年の魔法』公式サイト
http://www.mai-mai.jp

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