【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』
第7回 キャラクター設定(3)

 キャラクター設定紹介の3回目は、劇中に登場する子供達。シゲル、タツヨシ、ミツル、ヒトシは新子達の遊び仲間だ。特に男の子のキャラクターには、最近のアニメには珍しく頬にタッチが入れられており、当時の子供達の肌の荒れた感じを出している。

●シゲル
新子の同級生にして、遊び友だち。いつも亀をぶら下げている。東京から来た貴伊子からみると、ぎょっとするくらい薄汚い。内面をのぞいて見れば、ナイーブな魂の持ち主。(声・中嶋和也)


●タツヨシ
五年生。授業をさぼってばかりいる。研ぎ澄まされた刃物のような目つきで、とにかく笑わない。しゃべらない。警察官をしている父親の木刀を携えている。(声・江上晶真)



●ミツル
六年生。タツヨシより年長だが、ずっと子どもじみていて、新子たち遊び仲間の「隊長」になりたがる。(西原信裕)


●ヒトシ
三年五組。新子の遊び仲間。チビスケ。(声・川上聡生)


●一平
新子の同級生。映画館の息子。新子たちをこっそりスクリーンの裏から中に入れてくれる。ただし、ひとりから10円玉一枚ずつとって、だが。(声・冨澤風斗)


●新子の同級生たち
新子の三年三組は41人全員の設定が作られている。終戦直後に生まれたベビーブーム世代の第一陣だ。制服の着古した感を出すために、それぞれ塗り色を変えてある。



【artwork】『マイマイ新子と千年の魔法』第8回へつづく

●『マイマイ新子と千年の魔法』公式サイト
http://www.mai-mai.jp

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