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【artwork】
『大江戸ロケット』
■一発目
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【artwork】『大江戸ロケット』
四発目 サビのきいてる名傍役+どうぶつ大行進


 『大江戸ロケット』artworkもこれで最終回。今回はインパクト絶大のサブキャラと、メインキャラクターのあっと驚く変身バリエーションを掲載。ラストには絵師頭取・吉松孝博からまとめの一言もあるので、お見逃しなく。もちろんTVシリーズの方もまだまだ放映中なので、最後までしっかり見届けよう!



●鉄十(声之演出:橋本じゅん)
5話で清吉達が秩父の山奥で出会う、厳つい風貌の火縄使い。顔は恐ろしく濃いが憎めない男で、ソラをかぐや姫と呼び慕っている。声を担当するのは、舞台でも同じ鉄十役を演じた劇団☆新感線の看板役者の1人、橋本じゅん。



《吉松コメンタリー》
鉄十に関しては、もうやりたい放題ですね。何も考えずにバーッと描いたところがあります。声を担当されている橋本じゅんさんの当たり役で「轟天」というキャラクターがいまして、そのイメージがわりと色濃いですかね。髪型はちょっと「鉄腕アトム」(笑)。本編中でも、描いていて一番楽しいキャラです。アニメでは体に好きなだけハイライトを入れてテカらせてます(笑)。背中に熊の毛皮を背負っていますが、実はこれが寝袋代わりになります。これを着て寝ていると、熊と勘違いされて猟師に追われるという(笑)。



●おりく(声之演出:小笠原亜里沙)
6話から登場する、花火屋「鍵屋」の娘。清吉とは幼なじみで、彼にフクザツな想いを抱いている様子。アニメオリジナルの登場人物であり、キャラクターデザインをマンガ家の椎名高志が手がけている。



《吉松コメンタリー》
僕が「GS美神」のファンなので、その感じを意識して描いていただいたようです。僕の方から「そうしてくれ」と頼んだわけじゃないんですけどね。本編では椎名さんに失礼のないように(笑)、頑張って椎名さんぽく描いてるつもりです。まあ、元の画のシャープさがもうちょっと画面に出ればな、とは思うんですが……僕が描くと、どこかほんわかしちゃうので。キャラ表の持つクールさというのを出す、というのが今後の課題ですね。



●『大江戸』キャスト・猫バージョン(ラフ)
10話で、ご隠居の発明した謎の機械で猫の姿になってしまった清吉やソラたち。ここに掲載するのはラフ設定だ。下図左から、天天、清吉、ソラ、天鳳。本編では見事なミュージカルシーンを披露する。



《吉松コメンタリー》
これは『大江戸ロケット』版の『ワンサくん』というか、『ニャンサくん』ですね(笑)。キャラクターの髪の毛とか衣装とか身体的特徴を引っ張りつつ、猫にしてみました。本編ではこれをクリンナップした設定を新しく作ってもらって、作監の斎藤英子さんに素晴らしい仕事をしていただきました。



●おぬい犬と源蔵鳩
これもラフ設定。12話の回想シーンに登場する、犬だった頃のおぬい(下図左)と、10話でご隠居のマシンによって鳩になってしまった源蔵(下図右)。どっちも可愛い。


《吉松コメンタリー》
これも載せるんですか?(笑) 源蔵鳩はかなり好きです。まさか鳩になるとはねえ……要するに、源蔵がだんだん本編中で邪魔になってきたんですよ(笑)。それで會川(昇)さんが「じゃあ鳩にしちゃえ」って。大胆な話だなあと思いましたけどねえ。これも僕はほとんど手を入れてないです(笑)。上がりが来るたびにゲラゲラ笑ってます。
犬だった頃のおぬいちゃんは、なんか描いてみると狸っぽくなっちゃったんですけど、犬です(笑)。



■絵師頭取・吉松孝博より、まとめの一言
僕は作品数が少ないんですけど、この『大江戸ロケット』は自分の代表作として、関わる事ができてよかったと思います。作品としても凄く面白くなっているので、非常にやり甲斐がありますね。あと残り半分、頑張ります!

[CD情報]

●『大江戸ロケット』オープニングテーマ
PUFFY「boom boom beat/大江戸流れ星IV」
「大江戸流れ星IV」/『大江戸ロケット』オープニングテーマ
「boom boom beat」/2007年度モード学園(東京・大阪・名古屋)TVCMソング
2007年7月18日発売
定価1223円(税込)
ソニーミュージック KSCL-1137
[Amazon]

●『大江戸ロケット』エンディングテーマ(7月クール)
ナチュラル ハイ「I Got Rhythm/朝色/青のキセキ」
I Got Rhythm/『大江戸ロケット』エンディングテーマ(7月クール)
朝色/マツモトキヨシ新化粧品「Retinotime」CMソング
2007年8月8日発売
定価1223円(税込)
ソニーミュージック DFCL-1382
[Amazon]

●『大江戸ロケット』エンディングテーマ(4月クール)
サンタラ「100miles〜虹を追いかけて」
2007年6月20日発売
定価1223円(税込)
ソニーミュージック QQCL-26
[Amazon]

●関連記事
劇団☆新感線の舞台をアニメ化『大江戸ロケット』
水島精二×會川昇×吉松孝博×マッドハウス


●公式サイト
http://www.ohedorocket.jp/


(07.07.30)

 
 
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