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「ぼく、ドラえもん」

 今回から「東映長編研究」は、以前に予告した永沢詢(現・永沢まこと)さんのインタビューに突入します。
 この「東映長編研究」の記事を進めながら、最近思っているのは「やっぱり、知ってるつもりはイカンよなあ」という事なんです。東映長編に限らず、僕らは過去の作品について、「知ってるつもり」になっている事が多いんじゃないか、という事です。いざ、関係者にお話をうかがってみると、逆に自分達の知らない事が多いのが分かるんですよ。まだまだ調べるべき事は山積みのようです。
 永沢さんの取材は、リスト制作委員会の原口正宏さんと僕の2人で行きました。記事中で、インタビュアーが異様に東映の記録について詳しいですが、これは原口さんのデータ力ですね。素晴らしい。今回の取材では原口さんが大活躍でした。
 
 以下は別の話題。
 皆さん、「ぼく、ドラえもん」(小学館)はチェックしていますか? これはアニメとマンガの『ドラえもん』を様々な角度から取り上げる『ドラえもん』専門誌。その最新15号のしずかちゃん特集が、アニメマニア的にちょっと嬉しい内容だったんです。まず、歴代5大アニメーター、富永貞義、中村英一、芝山努、本多敏行、渡辺歩による「しずか描きおろし」。マニアックですねえ。インタビューは、もはやこの人をおいて「アニメしずか」は語れないであろう渡辺歩、しずか役の野村道子、傑作『のび太の結婚前夜』でしずかの父親を演じた久米明。中でも渡辺さんのインタビューは、彼の思い入れの深さが感じられるもので、特に最初の質問に対する答えがすごい! 発売中のものなので詳しく紹介はできませんが、興味のある方は本屋さんへどうぞ。
 それから、「ぼく、ドラえもん」の創刊号と第13号にはDVDの付録が付いていました。創刊号ではパイロットフィルム、13号では米たにヨシトモの短編『ドラえもん のび太と未来ノート』等が収録されています。特に後者は独立行政法人NEDOの広報用に使われたものだそうで、相当のレアものです。

 本の話題をもうひとつ。先日発売された「DVDおもいで名作劇場(1) あしたのジョー」(ネコ・パブリッシング)は付録DVDに本編2話分を収録した『あしたのジョー』のアニメムック。その本誌に金山明博と荒木伸吾の作画監督対談が掲載されています。これもなかなか貴重なもの。ファンは要チェックです。

(2004/09/24)


更新情報(04/09/24・第144回)

東映長編研究 第3回
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