WEBアニメスタイル
更新情報とミニニュース
アニメの作画を語ろう
トピックス
ブックレビュー
もっとアニメを観よう
コラム
編集部&読者コーナー
データベース
イベント
 

 編集・著作:スタジオ雄
 協力:スタジオジブリ
    スタイル

WEBアニメスタイルについて メールはこちら サイトマップ トップへ戻る
イベント

第14回
 納涼! 第2回いろんなアニメを観ちゃおう大会

日時■2003年8月3日(日)19時半〜
会場■LOFT/PLUS ONE
出演■今石洋之、吉松孝博、湯浅政明、田中達之、小池健、羽原信義、小黒祐一郎
司会■パルコキノシタ(第2部から)

主な上映作品
『DEAD LEAVES』アヴァンタイトル・シークエンス
『なんちゃってバンパイヤン』(パイロットフィルム)
「湯浅政明監督最新作」抜粋映像
『音響生命体ノイズマン』
『永久家族』田中達之担当回
『アタゴオル』(パイロットフィルム)
「小池健監督最新短編」
『マシンロボ クロノスの大逆襲』作画名場面集


 梅雨明け宣言直後の開催となった「第2回いろんなアニメを観ちゃおう大会」。上映ラインナップの内容の濃さと豪華なゲスト陣の顔ぶれに、開場まもなくして既に大入り満員状態。アニメスタイルイベント始まって以来の動員となりました。
 熱気溢れる超満員の中、第1部が幕開け。代打司会の小黒に、今石洋之氏と吉松孝博氏を壇上に迎え、まずは一番手、今石監督最新作『DEAD LEAVES』OP上映。今石タッチ炸裂の映像に、完成版への期待も高まる! 続いて、少し遅れて会場入りした湯浅政明氏を迎えての2発目は、傑作パイロットフィルム『なんちゃってバンパイヤン』。特別に湯浅監督最新作の抜粋映像も流され、想像を超えた内容に客席も興奮。湯浅「かなり面白いものになると思いますよ。萌えが足りないけど(笑)」。軽妙なトークで場を盛り上げる湯浅氏の姿には、監督としての自負がうかがえました。そして久々のスクリーン上映が叶った『音響生命体ノイズマン』は、なかなか見る機会がない有名作品だけに皆さんエンドロールまで画面に釘づけ。
 沖縄帰りのパルコキノシタ名物司会参上の第2部では、出演告知のなかった田中達之氏が壇上に登場。飛び入り参加の盟友・柳沼和良氏も脇を固め、テレコム時代や『AKIRA』参加時の昔話に花を咲かせました。柳沼「(田中氏が)入社前、まんがアニメックに投稿してた頃から目をつけてたんだよ」という衝撃発言も。そして『永久家族』田中達之担当回の上映。自作に対して評価の厳しい田中氏は上映中、恥ずかしそうに頭を抱えたり悶絶したりしてましたが、もちろん作品は素晴らしいの一言。田中氏の別録インタビューは後日「WEBアニメスタイル」に掲載予定なのでお楽しみに。画集「CANNABIS WORKS」(スタイル・発行)もよろしく。続いては知る人ぞ知る演出家・橋本カツヨ氏の初監督作となるパイロットフィルム『アタゴオル』。3DCGに2Dアニメ表現を融合させた瑞々しく新鮮な映像に心洗われた後は、いよいよ本イベントの大目玉、小池健監督の最新短編上映! 観客大爆笑&大熱狂の反応に、来場した小池監督も満足の様子。小池「インチキならまかせてください」という頼もしい言葉も飛び出し、会場を大いに沸かせました。
 第3部は『マシンロボ クロノスの大逆襲』作画名場面集を、同作でキャラクターデザイン並びに作監・原画を担当された羽原信義氏といっしょにみんなで観賞。それまで壇上で寡黙を保ってきた今石氏が、ここにきて本領発揮。「これは僕のバイブルです」とリスペクトしつつ、大暴れ状態の作画に、愛情に満ちた突っ込みを入れまくり、観客を爆笑の渦に叩き込む!
 終了予定時刻を豪快にオーバーしながら、本大会は盛況のうちに終了。上映作品はレアなもの(制作中のものが2本)が多く、ゲストも多彩。今までのイベントの中でも中味の濃いイベントとなりました。

一覧へ戻る


Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.