WEBアニメスタイル
更新情報とミニニュース
アニメの作画を語ろう
トピックス
ブックレビュー
もっとアニメを観よう
コラム
編集部&読者コーナー
データベース
イベント
 

 編集・著作:スタジオ雄
 協力:スタジオジブリ
    スタイル

WEBアニメスタイルについて メールはこちら サイトマップ トップへ戻る
イベント

第2回
マッドハウス・アニメスタイル合同イベント
「出崎統NIGHT」


日時■2002年1月8日(火)19時〜
会場■LOFT/PLUS ONE
出演■出崎統、大橋学、丸山正雄、原口正宏、小黒祐一郎
司会■パルコキノシタ

主な上映作品
『まんが世界昔ばなし』「フランダースの犬」「なんぱ船」「トロイの木馬」
『ザ★ファィヤーGメン』
『ガンバの冒険』(抜粋)
『宝島』(抜粋)
劇場版『ハム太郎』トレーラー

 第2回イベントは出崎統監督の特集。前回に引き続き、マッドハウスの協力により実現したイベントである。また、『宝島』のオープニング、エンディングで、出崎ファンにお馴染みのアニメーター・大橋学にも登場いただいた。会場は年期の入った出崎ファンの方が多くを占め、前回と比べて、やや年齢層が高い様子。女性の姿も目立った。
 トークの最初に、原口正宏が「誰もが真似たくなる手法を生み出す。しかし、その本質は真似る事ができない。それこそが天才の天才たる所以ではないか」と発言。今のアニメには出崎統の生み出した手法が当然のように取り入れられている事を思えば、なるほどと頷くしかない。
 上映作品の目玉は、やはり『まんが世界昔ばなし』。かつての「アニメージュ」の特集で名高い「フランダースの犬」や、丸山正雄曰く“映画「タイタニック」を15分でやってみせた”「なんぱ船」、大橋学の思い出の作品である「トロイの木馬」の3本が、16ミリフィルムにて上映された。
 こうしたファンを前にする機会はあまりないという出崎統だったが、その語りは魅力十分。会場の空間を瞬く間に支配してしまうカリスマぶりには、スタッフも「これがナマ出崎演出か!」と感嘆しきり。彼の演出は、ともすれば技法のみが取り上げられやすいきらいがあるが、こうした本人のパーソナリティあっての“出崎演出”である事を、改めて実感。また、内容的にも丸山正雄との2人によって語られる『あしたのジョー』秘話など、聞きどころも満載であった。

●関連サイト
[出崎統公式ファンクラブ]
http://www.toshima.ne.jp/~styou/
一覧へ戻る


Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.