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『NINKU』
 『幽★遊★白書』に続く、フジテレビ&スタジオぴえろ(現・ぴえろ)のアクションアニメ第2弾。『週刊少年ジャンプ』掲載の同名漫画が原作。長い戦乱の後の世を舞台に、元忍空隊の干支忍である子忍の風助、酉忍の藍眺、巳忍の橙次、さらに橙次の妹・里穂子、ペンギンのヒロユキという、4人と1匹が漫遊する姿を描く。忍術という題材、中央アジアを思わせる民俗、ウェスタン調の乾いた平原、という和洋の混淆した舞台設定と、飄々としたキャラクター達の掛け合いが、魅力となっている。
 1994年11月にTVシリーズに先行して制作された、イベント用アニメ『NINKU ナイフの墓標』が「ジャンプスーパーアニメツアー」で、まず公開。続いて1995年1月よりTVシリーズが放映開始。さらに、その年の夏に「'95夏東映アニメフェア」で劇場版『NINKU』が公開されており、内容的には『NINKU ナイフの墓標』と劇場版『NINKU』は、TVシリーズの番外編的な位置づけとなる。3つの『NINKU』とも、監督は『幽★遊★白書』に続き阿部紀之が務め、キャラクターデザインは、その後『人狼』で名を馳せる西尾鉄也(『ナイフの墓標』とTVシリーズは北山真理と連名)が担当。
 原作は物語の途中で中断しているが、TVシリーズは風助の母親探しと絡め、敵役コーチンを倒すところまでを描き、50話で物語上の大団円を迎える構成となった。その後の51〜55話は番外編的なエピソードが占めている。
 アクションアニメとしても花開いた『幽★遊★白書』の熱気を受け継いでおり、劇場2作品、TVシリーズともに、作画の見どころが随所に溢れる作品となっている。TVシリーズで作画的なお勧めエピソードは、第14話「痛みを越えて」、第22話「雷鳴拳の恐怖」、第29話「天空龍現る!」、第45話「ミス忍空!検問突破作戦!!」等々。また、第41話「里穂子の涙・父のおもかげ」は演出的にも作画的にも異色作であり、当時一部で話題となった。
 なお、藍眺の「眺」の字は本来「月+兆」という字であるが、JIS第2水準までの文字コードでは対応していない。そのため解説・スタッフデータとも「眺」で代用していることをお断りしておく。

[『NINKU ナイフの墓標』データ]

[『NINKU』(TVシリーズ)データ]
[『NINKU』(劇場作品)データ]
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