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『幻魔大戦』

 1983年3月公開 劇場作品

 平井和正と石森章太郎の同名SF漫画を原作にした、大作劇場アニメ。宇宙の全てを破壊しようとする幻魔と、超能力戦士達との戦いを描く。キャラクターデザインとして、大友克洋が初めてアニメーション制作に参加。角川アニメの第1弾であり、出版社主導での劇場アニメ制作の口火を切ったという事でも、画期的な作品であった。マッドハウス作品史にとっても重要な1本。
 物語的にはやや詰めが甘いとも言えるが、映像のテンションの高さで観客を圧倒し、カタルシスを与える「りんたろう節」は冴え渡っており、映画的な満足度は高い。原画マンの顔ぶれも豪華で、特に、なかむらたかしが作画を担当した新宿のシーン、金田伊功が作画を担当したクライマックスの火炎竜と超能力戦士達のバトルは、当時のアニメの常識を越えた凄まじいばかりの仕上がり。
 クライマックスでは、リアルな大友キャラと、メタモルフォーゼそのもの(アニメーションそのもの)とも言える火炎竜が戦う。つまり、「リアル」と「アニメの自由奔放さ」が戦うという構成なのだ。りん監督は最新作『メトロポリス』ではデジタルで作られた街で、クラッシックな手塚キャラを活躍させ、デジタルVSアナログの物語としている。
 1996年の劇場作品『X』は、りん監督にとっては 『幻魔大戦』のリメイク的な意味合いもある作品だった。より完成された映像で、現代の東京を舞台に超能力戦士達の戦いを華麗に描いている。

●主要スタッフ&キャスト

製作/角川春樹、石森章太郎
原作/平井和正(角川文庫版)、石森章太郎
脚本/桂千穂、内藤誠、真崎守
キャラクターデザイン/大友克洋
作画監督/野田卓雄
美術監督/椋尾篁
美術/男鹿和雄、窪田忠雄
撮影監督/八巻磐
音楽監督/キース・エマーソン(キャニオンレコード)
音楽/青木望
プロデューサー/明田川進
制作担当/浅利義美
監督/りん・たろう

設定/丸山正雄、真崎守
原画/なかむらたかし、川尻善昭、大橋学、松原京子、鍋島修、新川信正、本木久年、大坂竹志、青島克己、田辺由憲、大島城次、森本晃司、梅津泰臣、長崎重信、上條修、青井清年、野田卓雄、大友克洋
スペシャルアニメーション/金田伊功
作画監督補佐/冨沢和雄
動画チェック/青井清年、青山純子
色指定/若井喜治
特殊効果/谷藤薫児、橋爪朋二
美術助手/河野尋美
背景/ムクオスタジオ、本間薫、橋爪冨紀子、鹿野良行、伊藤豊、峯村るみ子、山下由美子、加藤景、山川晃、青木勝志、小倉宏昌、安藤ひろみ、清水一利、吉田陽子
タイトルアニメーション/山田けいこ
タイトル/熊谷幸雄
助監督/石崎すすむ
編集/田中修
ネガ編集/只野信也
効果/佐々木英世、倉橋静男、柴崎憲治
録音/辻井一郎(アオイスタジオ)
音楽コディネーター/石川光
製作協力/(株)角川書店、プロジェクトチームアルゴス、(株)マジックカプセル、(有)マッドハウス
CAST/東丈:古谷徹、ルナ:小山茉美、東三千子:池田昌子、沢川淳子:潘恵子、江田四郎:塩沢兼人、サラマンダー:内海賢二、ソニー:林泰文、アサンシ:田中秀幸、ヨーギン:槐柳二、タオ:原田知世、侍従長:宮内幸平、アナウンサー:矢田耕司、オライリー署長:寺田誠、丈の少年時代:恵比寿まさ子、黒人ギャング:塩屋翼、黒人ギャング:塩屋浩三、若い女A:加藤友子、若い女B:青木典子、幻魔大王:佐藤正治、カフー:穂積隆信、ザンビ:永井一郎、ザメディ:滝口順平、フロイ:美輪明宏、女占星術師:白石加代子、ベガ:江守徹

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