WEBアニメスタイル
更新情報とミニニュース
アニメの作画を語ろう
トピックス
ブックレビュー
もっとアニメを観よう
コラム
編集部&読者コーナー
データベース
イベント
 

 編集・著作:スタジオ雄
 協力:スタジオジブリ
    スタイル

WEBアニメスタイルについて メールはこちら サイトマップ トップへ戻る
トピックス
川尻アニメの決定版!
劇場大作『バンパイアハンターD』

 『妖獣都市』『獣兵衛忍風帖』等のエンタテインメント性の高いアクションアニメで、海外でも高い評価を得ている川尻善昭監督の最新作『バンパイアハンターD』が、いよいよ4月21日より公開される。これは一昨年に完成し、映画祭等で上映されたものの、なかなか一般公開が決まらず、ファンをヤキモキさせていた作品だ。
 原作となっている同名小説は、菊地秀行の代表作。貴族と呼ばれる超人的な力を持つバンパイアに、人間が脅えながら暮らしている未来世界を舞台に、ストイックなヒーロー、ハンターDの活躍を描くホラーアクションシリーズだ。川尻監督とマッド・ハウスは『妖獣都市』『魔界都市<新宿>』『風の名はアムネジア』と、今までに菊地秀行の小説をアニメ化してきてた実績がある。
 『バンパイアハンターD』は構想に5年、制作に3年をかけ、川尻監督とマッド・ハウスが作り上げた劇場大作である。クオリティに関しても、内容に関しても「世界に通用する作品」を目標にして制作された。脚本段階からアメリカのスタッフのチェックが何度も入り、プロット、キャラクターの性格設定、セリフ、芝居に至るまで、欧米の観客に受け入れられるものとして制作が進められた。いわゆるジャパニメーション的なキャラクターと、刺激の強い内容で、これほど海外の観客を意識して作られた作品は、かつてなかっただろう。現在の段階で、全米数十館での公開が決まっているそうだ。後のソフト化のために日本語版も作られているが、今回の国内での公開も先行して制作された英語版で行われる。
 この映画の準備段階で、丸山正雄プロデューサーから川尻監督に「今までの川尻作品の集大成になるものにしてほしい」というオーダーが出されたのだそうだ。事実、『バンパイアハンターD』は彼のアクション作品の集大成的でありつつ、同時にそれをスケールアップさせた仕上がりとなっている。川尻監督のスタイリッシュな演出は冴えに冴え、また、観る者を飽きさせる事のないスピーディな展開、ケレン味たっぷりのアクション、ハードボイルドタッチのヒロイン等々、エンタテインメント性もバッチリ。
 特に「アニメスタイル」の読者には、そのゴージャスな映像の魅力に注目してもらいたい。ファーストシーンからラストシーンに至るまで、映像のテンションは実に高く、そのクオリティの高さは圧倒的である。

※2001年4月21日より全国ワーナー・マイカル・シネマズにてロードショー

●以下は『バンパイアハンターD』の公式サイト
公開館の情報もこちらで。
http://www.hunterd.com/top.html

●『バンパイアハンターD』メインスタッフ
製作/山本又一朗
プロデューサー:丸山正雄、長澤隆之
監督・脚本・絵コンテ/川尻善昭
原作/菊地秀行(朝日ソノラマ刊)
キャラクター原案/天野喜孝
キャラクターデザイン/箕輪豊
作画監督/箕輪豊、浜崎博嗣、阿部恒
メカ作画監督/仲盛文
設定デザイン/池畑祐治、渡部隆、韮沢靖、小池健
美術監督/池畑祐治
撮影監督/山口仁
音楽/マルコ・ダンブロージオ
アニメーション制作/マッド・ハウス
製作/フィルムリンク・インターナシヨナル

最新TOPICSへ


Copyright(C) 2000 STUDIO YOU. All rights reserved.