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東映アニメのアーカイブ
 「東映アニメーションギャラリー」が開設

 日本のアニメーションスタジオの中で最も歴史が長く、これまでに様々な人気作品を世に送り出してきた東映アニメーションが3月29日より、自社内に常設ギャラリーを開設した。これは練馬区内で開催された「第2回練馬アニメフェスティバルin大泉」をきっかけとし、アニメーションを文化事業として捉え、その貴重な資料の一部を公開することでアニメ文化に貢献していきたいという同社の趣旨の元に開設されたもの。予約をすれば一般であっても来場可能だ。
 展示内容は随時変わっていく形式を採っており、我々が取材をしたのはその1回目であった。今回の名称は「ここから始まった! 日本のアニメの飛翔展 花開く華麗なる古典アニメの美の世界1」。『こねこのらくがき』などの東映動画の初期短編作品と、『わんぱく王子の大蛇退治』を除いた『白蛇伝』から『ガリバーの宇宙旅行』までの長編劇場アニメ7作品を中心として取り上げている。原画、セル画、背景美術、当時の制作風景の写真といった資料から、作画参考用のキャラクター人形といった一風変わったものまで、かなり充実した展示となっている。「ぼくの孫悟空」を原作とする『西遊記』の絵コンテやキャラクター原案など、東映動画における手塚治虫のアニメへの関わり方に重点をおいた展示構成となっていたのもポイントだ。
 来場者にはアニメーションを勉強したいという学生も多いそうだ。確かに、東映の長い歴史を概観するという意味では格好の場であるといえるだろう。
 今回取材した展示は5月5日まで。次回は『わんぱく王子の大蛇退治』を中心とした展示となる予定だ。また、東映アニメーションは、今後も練馬区と協力し、アニメによる様々な社会貢献に努めていきたいとの事。これからの展開にも期待できそうだ。

●関連サイト
[東映アニメーション]
http://www.toei-anim.co.jp/

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