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本二題

 先週末に「『和田高明 カレイドスター原画集』の再版はしないんですか?」といった内容のメールを何通もいただきました。何事かと思ったら、Amazon.co.jpの方が品切れになっていたんですね。だけど、もう大丈夫。在庫が届いて、現在(2005/02/17)は買えるようになっています。

 本に関する話題を2つ。安野モヨコさんのエッセイマンガ「監督不行届」(祥伝社)を読みました。いやあ、面白かったですよ。面白すぎるくらいです。これは庵野秀明、安野モヨコのWアンノ夫妻の日常を赤裸々に綴ったもので、ダンナさんの教育のもと(?)、奥様は立派なオタ嫁になっていきます。オタ嫁というのは、オタクの嫁の事らしいです。多少でもご本人を知っていると、照れくささ倍増。「監督不行届」はその一部をネットで読む事ができます。こちらをご覧あれ。
 「METHODS 押井守『パトレイバー2』演出ノート」と言えば、本編で使われたレイアウトに押井監督自身のコメントが付けられた、アニメマニア必読のムックですが、その『INNOCENCE』バージョンが発売されました。書名は「『イノセンス』 METHODS 押井守演出ノート」(角川書店)。これは、昨年発売された「イノセンス DVDコレクターズBOX」の特典としてつけられたムックの単独商品版なんですね。DVD版の特典版とどこが違うかというと、本文が16ページ分、少ない。レイアウトを掲載しているページでなく、取材などを一部割愛しているようです。
 ご存じのとおり、『INNOCENCE』は3DCGを積極的に使った作品なので、個々のレイアウトは『パト2』ほどの見応えはない。3Dで組んだ背景の上に手描きのキャラクターが乗っているような図版も多い。とはいえ、メイキングとしての資料価値は高いし、アニメーターの線画を見られるという旨味はある。西尾さんのヤクザも、大平さんのバトーも、ちゃんと載っています。興味がある人は店頭で手にとってみましょう。

 それから、前にこのコーナーでちょっと触れた「爆笑問題のバク天!」のパラパラマンガが、商品になりましたね。パラパラマンガが印刷された豆本が4冊セットで売られたものが「ぱらぱら日本昔ばなし 第一集」のタイトルで販売されています。まさか、コンビニでパラパラマンガが売られる日が来るとは思いませんでしたよ。

 「animator interview 板野一郎」は今回が最終回。このコーナーは感想をいただく事が多いのですが、特に板野さんの記事は好評でした。連載中にアニメーターの方やビデオメーカーの方に、何度も「板野さんのインタビュー、面白いですね」と言っていただきましたよ。今回の更新は、他には「アニメ様の七転八倒」
 3月26日(土)にテアトル池袋でやるオールナイトは、まだ上映内容などが決まっていません。タイトルだけ告知します。アニメスタイル・オールナイト「『コゼットの肖像』と色んなアニメを観よう大会」です。3月13日(日)のイベント「監督10周年記念 大地丙太郎、語りまくりっ!」も準備中です。

(2005/02/17)


更新情報(05/02/18・第163回)

animator interview
板野一郎(6)

アニメ様の七転八倒 小黒祐一郎
第5回 『ボトムズ』DVDBOXあれこれ

第21回イベントは、
大地さんの監督10周年記念特集!(再掲)



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