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COLUMN

そうだよ、俺がナベシンさ[ワタナベシンイチ]

第8回 ナベシンボイスを聞きやがれ〜☆


 はっきり言うぜ、俺様ったら自分の声に自信がねぃ。ここまでイベントやらなにやらでお客さんの前でしゃべりまくって、あまつさえ声優さんに混じってキャラに声あててアニメ作って放送しDVDにして販売などしてるのですが、ガキの頃から自分の声に自信が1ミリグラムもありゃしねぃ(そういう単位なのか?)。

 まず、「鼻声」っぽいじゃんw なんでもっとスカッっと抜けた美声が出ないんだろね。普段からボソボソっと話すクセもついてるし、カツゼツも最悪。昔っから歯並び悪かったし、舌もまわんねぃ。一種自分でコンプレックスをもってたかもしれないw そのくせ目立ちたがり屋で人前に出てしゃべっちゃうんだから……この声聞かされる人も「ご迷惑様でちゅ!」モンですわな♪ でも聞いてね☆


写真1
俺様の声☆

 最初に声の出演をしたアニメは、他の人の監督作品だったよねw 担当演出やってて、ノリで自分をキャラとして絵的に出させてもらって……ひとことくらいセリフを言わせてもらったのが最初。クセになってその作品で自分が担当演出をした回はしょっちゅう出させてもらったw 他の声優さんとの絡みもあって……女性声優さんに「ナベシンってステキ☆」みたいなセリフを作って言ってもらったり……幸せなことしてましたなぁw あ、そういえばナベシンって実はエッチなビデオアニメの監督をやったこともあって、アヘ声で演技してる声優さんの横で「はぁはぁ、ええのか。ええのんか。ぐひひ」みたいな声をあてたこともあったw けっこう「素」だったw 俺はニタニタとコーフン気味でアフレコしてたのに、隣でアヘ声出してる声優さんは 極々普通の表情のまま「あン☆ あン☆」喘いだ声を出してらっしゃって。お仕事だなぁって思ったww

 TVシリーズでレギュラーとして毎回「役」をもらった(てか自分で配役したw)作品は、やっぱり『エクセル・サーガ』だよね。絵的にナベシン、役名もナベシンw ラブシーン(?)もあったし、最後の敵を倒しちゃったり、もう……出すぎw 番組最後のエンドクレジットに役名「ナベシン:ワタナベシンイチ」と出せたのは、お笑いでしたなww その後のビデオ『ぷにぷに☆ぽえみぃ』も出まくった。「アフロ神拳奥義、受けてみりゃぁ〜〜!!」って、バカなこと叫んでましたね、はいw 『ドッとKONIちゃん』では「犬あふろ」、『天地無用!GXP』では「NB」役と……自分が監督の作品にはレギュラーで出ちゃうのがクセになりましたなw もちろん『練馬大根ブラザーズ』では「おやっさん」。すっかり慣れたもんです☆ 声出しに慣れてるアニメ監督って少なめだと思います。貴重です。重宝してやってください。

 やっぱりナベシンは声優としてプロっぽくねぃので「声量」自体も足りないかもしれませんねw アフレコで収録してくださるとき、調整してもらってますが……それ以前にマイクの前に立つと普段の声とは違っちゃうみたい。普段の俺の声を知ってる人に聞かせると「なんかちが〜〜〜〜〜う!」と言われます。てか、普段自分がどんな声を出してるのか、微妙に謎っぽいです。独り言しゃべってる時(あぶねぃな、俺)は、きっとすっげぃボソボソなんでしょう。仕事や打ち合わせ時はテンション高めなので元気いいかもしれません。あ、複数の人に話すときは自然に声大きくなりますな。女性を口説く時はどんな声だったのかなぁ……。俺に口説かれたことのある女性の方、感想を聞かせてくださいw あるいは、聞いてみたい女性の方、ぜひ口説かせてくださいw カラオケ歌うときのシャウトはどんなもんでしょう? それ以前に歌もうまくないです……好きですがw 難しい言葉は言いたくありません。「なまむぎなまごめなまたまご」……言わせるなよ、おい!

 ナベシンもジジィですので……確か小学生の頃に初めて「家庭用テープレコーダー」(ふるぅ!)なんてものが普及し始めたと記憶してます。それまで自分の声を客観的に聞いたことはなかった……生まれて初めて自分の声を客観的に聞いたときって……どだった? やっぱカルチャーショックでなかったかぃ? けっこう美声の人でも「いやぁ、自分の声、違和感ありますよぉ」ってよく言うけど。謙遜してんじゃねぃよ! てか、俺自身もそうなのかなぁ……。
 こんな声でも、今まで何度か「声」を褒めてくれる人がいたなぁ(アフロや赤ジャケットや「人間性」も 褒めて!!)。すごく嬉しいことです。いまだにコンプレックスありありだけど、褒められると調子にのってしまいます。機会があれば、どんどん人前でしゃべろうと思います。機会がなかったら こっちから作ります。だから聞け! もしくは聞いてくださいませ。

 声に関してもそうだけど……コンプレックスのある部分を人前に晒すって、勇気がいるけど、イイことかもw 意外と自分で「弱い」と思ってる部分って、実は大して問題ないって場合もあるよね。人には強い部分と弱い部分が必ずあってさぁ、見栄はって強いトコばっか見せてて弱いトコは隠しがち。そうやって守る「プライド」もあるけど……いいんだよ、いいんだよ♪ どんなに強がっても、世の中必ず、もっと強い奴がいるんだから……。いつか凹まされちゃうよw 弱さも個性と言い切れば、立派な武器w 堂々としてりゃ「勝ち」ってもんよ!(何に勝つんだ?)

 さぁ〜て、今日も仕事で移動する車の中で、思いっきりシャウトしよ〜っとw(窓はしっかり閉めて)

■第9回へ続く


●関連サイト
『練馬大根ブラザーズ』
http://www.ndbrothers.com/

練馬大根ブラザーズDVD第1巻 ●DVD情報
「おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ」VOL.01
ANSB-2221/カラー/77分/リニアPCMステレオ(本編、オーディオコメンタリー)/片面2層/4:3
価格:5565円(税込)
現在発売中
収録内容:第1話「俺の練馬大根をおさわりください」、第2話「俺のお玉でサランヘヨ」、第3話「俺のお注射お尻にクラッシュ」
特典映像:「マ・ジ・ヤ・バ」プロモーションビデオ
音声特典:ナベシン監督による副音声解説(オーディオコメンタリー)
初回封入特典:NNB CARD(練馬農業銀行 カード)
発売元・販売元:アニプレックス
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