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【artwork】『劇場版　xxxHOLiC　真夏ノ夜ノ夢』第２章
渡部隆＋平田秀一による美術デザイン

　『劇場版　xxxHOLiC　真夏ノ夜ノ夢』は美術を見せる映画でした。物語の大半が不思議な館の中で展開し、その内観をたっぷりと見せていく構成。様々なシチュエーションを組み込む水島努監督のプランも面白いものだったのですが、美術の仕事も見事！　徹底して緻密に描かれており、画面の情報量は驚くほどのもの。さすがは『INNOCENCE』を手がけた渡部隆（美術設定）、平田秀一（美術監督）コンビの仕事です。美術のリアルさが、ホラーコメディの一要素として機能している点もグーでした。
　今回は、平田秀一さんの手による美術ボードを中心に構成しました。

●［屋敷・全景］侑子達が訪れる館の全景。建物自体が野放図に増殖しているかのような、和洋入り乱れたシュールなデザイン

●［玄関ホール］これは渡部隆の手による美術設定。シンメトリカルな造りが、すでに迷宮への入り口を暗示しているようだ

●［玄関ホール］同シーンの美術ボード。屋敷に入った３人が最初に目にする邸内の光景。昼間だというのに薄暗く、ミステリアスな空気が濃密に漂う

●［食堂］これも渡部隆の手による美術設定。館に招かれたコレクター達に、豪華な食事が供される

●［洋風の廊下］応接間へと続く、石造りの長い廊下。安定感のない微妙なアングルと閉塞感は、本編でも活かされている

●［連続する部屋］吹き抜けの中空に作られた渡り廊下と、地の底まで続くかのような階層。迷子になった四月一日は、屋敷の中をひたすら突き進む

●［オブジェ廊下］寝室へと向かう四月一日と百目鬼が通る、不気味な廊下。ここに並べられた奇妙なオブジェも、クライマックスで大活躍する事に

●［寝室］四月一日と百目鬼が泊まる寝室。この部屋で四月一日を襲った恐怖の体験とは？

●［円形ホール］侑子を捜して四月一日と百目鬼が辿り着く、奇妙な空間。中央ホールを螺旋状に取り囲む各部屋の中には、館を訪れたコレクター達の末路が……

●［スプーンHOLiCの部屋］ホールを取り囲む部屋のひとつ。そこには、ゲストの１人だったスプーン蒐集家の膨大なコレクションが並べられていた

●［主人HOLiCの部屋］クライマックスの舞台となる、館の主人の部屋。壁一面に飾られたケースの中には、主人自慢の“珍しいコレクション”が収められている

●［侑子宅・応接室］庭に面したシンプルな和洋折衷の応接間。冒頭、侑子と四月一日はこの部屋で、１人の少女から奇妙な依頼を受ける

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●関連サイト
『劇場版　xxxHOLiC　真夏ノ夜ノ夢』＆『劇場版　ツバサ・クロニクル　鳥カゴの国の姫君』公式サイト
http://www.holic-tsubasa.com/

Production I.G
http://www.production-ig.co.jp/

●ＤＶＤ情報
「劇場版　xxxHOLiC　真夏ノ夜ノ夢」PREMIUM EDITION
DA-0844／カラー／本編約60分＋特典映像約10分／日本語ドルビーデジタル5.1CH／片面２層／16×９ビスタ
価格：5985円（税込）
発売日：２月25日
音声特典：オーディオ・コメンタリー２種（声優編、STAFF編）
映像特典：声優陣が話すその場が見えるオーディオコメンタリー、初日舞台挨拶（新宿）・アフレコ風景・ギャラリー、特報・予告・ＴＶスポット
封入特典：オリジナルミニクリアファイル、ポストカードセット（５枚組）、カラーストーン付ブレスレット・ストラップ
発売・販売元：松竹株式会社ビデオ事業室
［Amazon］

「劇場版　xxxHOLiC　真夏ノ夜ノ夢」
DA-0845／カラー／本編約60分／ドルビーデジタル5.1CH／片面１層／16×９ビスタ
価格：3675円（税込）
発売日：２月25日
映像特典：特報・予告・ＴＶスポット
封入特典：オリジナルポストカード
発売・販売元：松竹株式会社ビデオ事業室
［Amazon］

(06.02.23)

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