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  手話アニメ第1号はこれでした

 アニメスタイルのイベント「湯浅政明特集」は無事終了しました。ご協力してくださった方、来場してくださった方、感謝です。次回のイベントも企画中です。よろしくお願いしますです。募集していたアニメスタイル読者限定の『マインド・ゲーム』試写会の応募は締め切らせていただきました。当選された方には、来週中にはハガキが届くと思います。
 
 少し前の「編集長のヒトコト」で、日本初の本格手話入りアニメーション『まかせてイルか!』を取り上げましたが、その事についてイベントにも来ていただいた本郷みつる監督からメールを頂戴していました。「(前略)日本初の手話アニメは安濃監督の『どんぐりの家』になると思いますのでご確認下さい(重箱の隅・・・、ですが)」との事でした。
 おお、言われてみれば、確かにそうです。『どんぐりの家』は山本おさむの同名漫画を、映像化した劇場作品で、監督は安濃高志、キャラクターデザインは河内日出夫、柳田義明、アニメーション制作(クレジットでは製作)は亜細亜堂が担当。聴覚障害などのハンディを背負った子ども達と、その両親達の姿を描いた作品で、まさしく本格手話アニメです。「本格手話入りアニメーション」は『まかせてイルか!』のパッケージにも書かれている謳い文句なのですが、それをそのまま鵜呑みにしたのは、僕のミスでした。ここで訂正します。日本初の本格手話アニメーションは『どんぐりの家』でした。本郷監督、突っ込みありがとうございました。
 勿論、日本初の手話アニメでないとしても『まかせてイルか!』が魅力的である事に変わりはないわけで、やっぱり観てほしい作品ではあります。
 
 ちなみに『どんぐりの家』には、『マインド・ゲーム』の湯浅政明さんも原画で参加しています。この原稿を書くために、ちょっとビデオを観返したのですが、今観ると湯浅さんの担当パートは分かりますよ。芝山努君という少年の家を、ろう学校の先生が訪ねるシーンなのですが、かなりネチっこく動かしています。湯浅ファンは要チェックですな。ところで、この「芝山努」という名前は原作にも登場するネーミングなのでしょうか。どう考えてもスタッフのお遊びっぽいように思えるのですが(ちなみに亜細亜堂の芝山努さんは、本作にレイアウト協力の役職で参加しています)。そのうち原作を読んで、確認したいと思います。
 
 以下は別の話題。東京都現代美術館で今月15日から「日本漫画映画の全貌」が始まります。色々と珍しい資料が見られるようなので、楽しみです。「日本漫画映画の全貌」では東映長編が大きく扱われているようですが、「WEBアニメスタイル」でも、これから東映長編について取り上げていきたいと思います。まずはデータベースから

(2004/07/02)

更新情報(04/07/02・第133回)
第18回アニメスタイルイベント
「湯浅政明特集」イベントルポ
現代美術館でアニメの源流を探る
企画展「日本漫画映画の全貌」

虫プロ「アニメラマ三部作」連続レイトショー上映

湯浅政明の「週刊ユアサ」(第26回)
『マインド・ゲーム』応援団(第4回)
「ついに公開日決定! イベントも大盛況!!」
『白蛇伝』
『少年猿飛佐助』


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