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『太陽の王子 ホルスの大冒険』

[あらすじ]
岩男のモーグから太陽の剣を授かったホルスは、父の遺言に従って、仲間を求めて旅立った。仲間にならないかというグルンワルドの誘いを断り、谷底に突き落とされたホルスは、川沿いの村に流れ着く。そこで村人を苦しめていた大カマスを退治し、一躍英雄となるが、彼が生きていた事を知ったグルンワルドは、今度は狼の群れに村を襲わせた。銀色狼を追ったホルスは廃村に迷い込み、そこで、不思議な少女ヒルダと出逢う。

[解説]
アイヌ叙事詩を題材にした戯曲を、舞台を北欧に変えて映像化した東映長編第14作。高畑勲、大塚康生、宮崎駿といった若手スタッフの意欲が漲ったフィルムであり、生硬さこそあるものの、複雑な心理描写、シリアスな物語、リアルタッチの作画と、それまでの漫画映画と一線を画する内容の作品だ。興行的には不成功だったが、後に評価が高まり、現在では名作として認知されている。また、青年向けアニメのルーツと見る事もできる。

[公開データ]
劇場作品 1968年7月21日公開 82分

[スタッフデータ]
●スタッフデータ詳細

[DVD情報]
『太陽の王子 ホルスの大冒険』
東映ビデオ カラー82分(本編)/1.主音声:モノラル 2.BGM:モノラル/片面2層/16:9(シネスコ)/4725円(税込)
[Amazon]

(05.07.04)

 
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