色彩設計おぼえがき[辻田邦夫]

第105回 海賊のもとから脱出中!!

ここのところ、夜食に「カップヌードル」を食べてます。実はカップ麺ってあんまり好きじゃないモノで、よっぽどのことがない限り食べないんですが、この「カップヌードル」は別。それこそ30年来のおつきあい。中学生の頃から、夜食って言えば「カップヌードル」。今も変わらずお世話になってます。

とりわけ、スタンダードの「しょうゆ」と「カレー」がネ申! 昨夜もカレーをいただきました。

で、ふと思い出したんですが、中学・高校の頃のマイ・ブームな食べ方に「生卵をおとす」ってのがありました。

まず、フタを半分開けまして、お湯を気持ち少なめ、麺のかさギリギリまで注ぎます。その上に生卵をひとつ、ぽこん!と落とすんです。で、フタして蒸らす。通常3分のところを4分くらい。すると、いい感じに蒸らされた「たまご乗せカップヌードル」のできあがり。これ、「しょうゆ」のみならず、「カレー」でも絶妙のお味であります。

あ〜、最近、そういう食べ方してないなあ。

どなたか、こんなふうに「カップヌードル」楽しんでらっしゃる方、いらっしゃいませんか?(笑)

さてさて。

先々週も書きましたが、まだ「海賊」に捕まっちゃってます。なんとか逃げだそうともがいてるところ。もう一息、ってところです。

そんな「海賊映画」こと、劇場版『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』でありますが、一緒に海賊に捕まっている仲間に演出助手のK嬢がおります。

今回、登場人物(っていうか、敵のボス)に「金獅子の海賊シキ」ってのがいます。K嬢は演出助手ですので、カット袋やリテイクの指示票にキャラの名前とか書くことが多いのですが、彼女が書く『シキ』がどう見ても『ツキ』に見える(笑)。

書き文字のクセです。『シ』と『ツ』、まあありがちなお話ですが、追い込みが進むにつれて、若いとは言えさすがに彼女にも疲れが見えてきまして、彼女の書き文字にもその疲労感はあらわ。『ツキ』だった『シキ』が、さらに乱れてとうとう『シ干(あせ)』になってしまいました(笑)。

そんな戦いを繰り広げつつ、頑張ってます劇場版『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』はいよいよ来月、12月12日の公開であります。乞うご期待!

■第106回へ続く

(09.11.10)