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COLUMN
板垣伸のいきあたりバッタリ! 第132回
ひっさびさ、飲み会
――高さんが社長か〜

 先週の日曜日(8月9日)は吉祥寺で飲み会でした。ほんと、8人も集まった飲みは久々で、楽しかったです。ま、もともとは(山本)沙代監督、阿部(恒)さんと「今度、皆で飲もう!」とだいぶ前から約束したとこ、やっと実現したってわけ。自分の都合で何度も日時をズラして本当にすみませんでした、沙代さん、阿部さん。特に沙代さんとは『ミチコとハッチン』の打ち合わせ時から彼女自身の強い“お酒好きアピール”があり――つまり去年から「一緒に飲みに行こう!」と合うたび電話するたび言ってたので、今回飲みに行けてよかったです。ヘタすると忙しさに負けて自然とただの社交辞令でフェード・アウトしてしまうところでしたから。
 で、「どーせやるなら!」とアチコチに声をかけて集まったのが――



 ――と、おおざっぱ、白石以外マッドハウス関係者(といっても辞めた人が多いです)が占めてるのが特色かと思います(福圓も『Devil〜』をはじめ、マッドハウス作品に出演してるし)。阿部さん、福圓とはもちろん『Devil〜』の思い出話。白石と高さんはここぞとばかりに制作同士で名刺と情報を交換してた模様。高さんといえば、板垣的には数年前の『はじめの一歩』でアクション(ボクシング)・シーンばっか振ってきて死にそうになった、強引な制作さん……って印象で、『一歩』終わった後も何度か原画に誘われました。数年前のある日、どーしても忙しくて受けられない時、電話があって話(作品の内容など)を訊いてみると、監督・キャラデがともに興味のある方たちだったので――

「いっや〜、今忙しくてできないんだけど、その作品は興味があるんですよ。次の話数とかならやれるかもしれないから、コンテと総作監修正集いただけません?」

 と、次にやれる保証などどこにもないのにズーズーしく断る仕事のコンテと総作監修をもらおうとしたんです。で、自宅アパートの扉の前にマッドハウスのカット袋に入ったコンテとキャラ表と総作監修が置いてありました。でも、なぜかコンテの表紙に“カット○○〜○○まで”と赤鉛筆で書かれてたんです  「何、これ? どーゆーこと?」と訊くと高さん、

「どーせコンテ見るんなら、原画やってもらった方がいいと思いまして〜」

 ――だって。まんまと原画を描かされました、俺。そう、その作品は、りんたろう監督、結城信輝キャラデ・総作監のOVA(TV放映もされましたが)『SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK The Endless Odyssey OUTSIDE LEGEND』。

 そうか、あの高さんも今は社長か〜(感慨)。

 ……で、またゴメンナサイ。まだタイトルが明かせない作品のコンテやっつけなきゃならないので、今週はここで。



(09.08.20)

 
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