第25回 結構、滑稽なアニメ好き人生
今年になって、映画館で観たアニメは、『マクロス サヨナラノツバサ』『ドラえもん 新のび太と鉄人兵団』『忍たま乱太郎 忍術学園全員出動!の段』『鬼神伝』『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』『星を追う子ども』『ブッダ —赤い砂漠よ!美しく—』『戦国BASARA』『そらのおとしもの 機械じかけの哀女神』『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』『コクリコ坂から』『劇場版NARUTO ブラッド・プリズン』『塔の上のラプンツェル』『FANTASTIC Mr.FOX』『メアリー&マックス.』『カーズ2』で17本になります。もうすっかり、いい年な僕で、仕事はアニメの演出ですが、どうやらまだ普通の人よりはアニメが好きみたいです……。
自分が子どもの頃に見ていたアニメは、『鉄腕アトム』『鉄人28号』『宇宙少年ソラン』『8マン』『ワンダー3』『どろろ』『アニマル1』『狼少年ケン』『風のフジ丸』『宇宙パトロール ホッパ』『ハッスルパンチ』『サイボーグ009』『魔法使いサリー』『ジャングル大帝』『悟空の大冒険』『アンデルセン物語』『オバケのQ太郎』『パーマン』『怪物くん』『ウメ星デンカ』『おそ松くん』『もーれつア太郎』『天才バカボン』『ルパン三世』『元祖天才バカボン』『宇宙エース』『ハクション大魔王』『いなかっぺ大将』『星の子チョビン』『巨人の星』『タイガーマスク』『あしたのジョー』『サスケ』『カムイ外伝』『サザエさん』『山ねずみ ロッキーチャック』『侍ジャイアンツ』『マジンガーZ』『グレートマジンガー』『アストロガンガー』『グレンダイザー』『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』『大空魔竜ガイキング』『妖怪人間ベム』『ムーミン』『ど根性ガエル』『赤胴鈴之助』『ギャートルズ』『宇宙戦艦ヤマト』『海のトリトン』『0テスター』『勇者ライディーン』『超電磁ロボ コン・バトラーV』『氷河戦士ガイスラッガー』『ワンサくん』『グランプリの鷹』『メルモちゃん』『ジェッターマルス』『アルプスの少女ハイジ』『日本昔ばなし』『科学忍者隊ガッチャマン』『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』『タイムボカン』『フランダースの犬』『ガンバの冒険』『ペリーヌ物語』『トム・ソーヤーの冒険』『ガンバの冒険』『宝島』『家なき子』『母をたずねて三千里』『ザンボット3』『キャンディ・キャンディ』『未来少年コナン』『機動戦士ガンダム』などなど、すっかり記憶力に自信のなくなった私ですが、成人するまでに見たアニメの題名だけはネットで調べずともそらであげる事ができます。どのアニメも見ておいてよかったなぁ〜〜〜って思います。先人たちが素敵な作品を作ってくれたので、僕はアニメに夢中になり、ついにはアニメを作る仕事をしようと思ったのです。
アニメを見たり、作ったり、とやかく言ったりする事は、大の大人がやる事ではないような気もしますが(笑)、実は大の大人が真面目に取り組んで初めて、世の中の人が夢中になれる作品ができるわけで、僕もその辺にこだわりつつ、もうちょっと、やっていこうなんて考えています。
フリーでアニメの演出をしている僕は、30年程アニメ業界で働いていますが、たまたま運良く、仕事や仲間に恵まれて、今までやってきました。でも何年やっても、来年の今頃、どこでどんな作品をやっているかは、現時点では、全く予測不可能なので、どんなリアルなRPGゲームよりもドキドキする日々を送る事ができます(笑)。その辺も含めて楽しめるような人でしたら、本当に面白くて、楽しい仕事なんですよ(もちろん、トホホとうなだれる事も山のようにアリ)。ちょっといい加減な人じゃないと長くはやっていけないかもしれません。
ここ数年、業界の諸先輩や、自分より年若いスタッフの訃報が多く、残念に思う事が多いのです。これを読んでいる若い同業者がいたら、自分で健康診断だけ毎年いきましょう。高校を出てから30年、一度も病院で健康診断をしなかった事を今では大変後悔しています。結果、昨年、体調が悪くなり入院して、健康の大切さを痛感しました。よい仕事を沢山したいですが、そのためには元気でいる必要があります。無理をしすぎて、寿命を縮めすぎないようにしていきましょう。日本人男性の平均寿命は79歳らしいので、そのくらいまでアニメ好きで、アニメ作っていたりできるジジイだったら、素敵ですよね。
そして、僕自身は今のところ、アニメの演出を職業として選択して大正解だったと思っています。
それでは、また
本郷(運も才能のウチ)みつる
追伸
もう買わないと誓った絵コンテですが、「スタジオジブリ絵コンテ全集18 コクリコ坂から」を買ってしまいました……。だってエンディングを見ても誰が何をやったか、さっぱり分からないので、つい、また積んどく絵コンテが増えてしまいました。
追伸その2
2011年、7月31日(日)知人と、丸善、丸の内本店でやっている。「もりやすじの世界展」に行きました。沢山の絵を堪能した後、ゲストの小田部羊一、ひこねのりおによるトークショーを見ました。『わんぱく王子の大蛇退治』を始め、様々な東映動画の作品についての話が聞けて、ちょっと幸せになりました。自分が小学生の時に観た劇場アニメを作っていた人たちが目の前にいるだけで、子どもの頃に戻ってしまいます。「もりやすじの世界」の図録と『動物となり組』のDVDも買う。続いて東京都現代美術館に行き、「フレデリック・バック展」を見ました。バックの作品の中では『クラック!』が好き、くらいの浅いファンだったのですが、会場にあるバックの「絵」の量、質にただただ、圧倒されました。これは一見の価値ありです。こちらも図録と、全ての作品が収録されたDVDと『クラック!』ノートと付箋を買って大満足しました。どうやら生まれて半世紀たちましたが、まだまだアニメが好きみたいです。
おまけ
おわり
(11.08.09)
![ふかかいクロネコのラクガキ帳[本郷みつる]](../imgs/imgs_hongou/title_hongou02.gif)