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『HIGHLANDER　ハイランダー　～ディレクターズカット版～』
初日舞台挨拶レポート

▲左から川尻善昭監督、小栗旬、朴■美（■＝王へんに路）、山寺宏一

　７月５日に公開となった川尻善昭監督の最新作『HIGHLANDER　ハイランダー　～ディレクターズカット版～』。その初日舞台挨拶が、公開館のシネコン・新宿バルト９で行われた。座席指定の前売りチケットは即日完売、会場はゲストの登場を待ちわびる観客で埋めつくされていた。
　そして本編終了後、川尻善昭監督、主人公コリン役の小栗旬、ヒロイン・ダリア役の朴■美（■＝王へんに路）、コリンの宿敵・マルカス役の山寺宏一の４人がステージに登場。場内は大きな歓声に包まれた。

川尻「こんなに大勢に来ていただいて感無量です。2005年のニューヨーク取材から始めて、やっと皆さんにこうやってご覧いただけて、ホッとしてます」
小栗「皆さん、もうご覧になられたんですよね。凄くかっこいい映画なので、いっぱい宣伝してください！」
朴「１人でも多くの方に観ていただけるよう、口頭で伝えていただければと思います。よろしくお願いします」
山寺「『花より男子　FINAL』他（笑）、たくさんの映画が公開されている中、この『HIGHLANDER』をご覧いただきまして誠にありがとうございます！　小栗旬君の後見人として、今回は目一杯、頑張らせていただきました！」

　本作『HIGHLANDER』は2006年に英語版が完成していたが、日本語版ディレクターズカットのアフレコが行われたのは今年の３月。豪華キャストのアンサンブルも本作の見どころのひとつだ。その収録現場の様子を、４人それぞれが語った。

川尻「キャスティングは自分がイメージしたとおりにできました。皆さん本当に巧くて、アフレコ現場でも僕自身がお客さんのようになって、非常に楽しめた現場でした」
小栗「2000年も生き続けているという設定で、その時間の流れを表現するのは凄く大変でした。でも現場では、最初にニューヨークの場面から収録していって、そちらのキャラクターを作ってから若返っていくというやり方だったので、凄く演じやすかったです」
朴「ダリアは非常にピュアな女性だと思ったので、そこだけは大事に演じようと思いました。収録中、旬君が凄く真面目にやってるなあと思ったんですけれども、途中で休憩中に『俺、かっこいいべ？』とか言ってきて（笑）、そういうところは相変わらずだなあと思いました」
山寺「僕も二十数年アニメの仕事をやらせていただきまして、犬とかカバとか釜飯とか色々な役を演じていますけれども（笑）、今回のマルカス・オクタビウスは一番の最年長者でしょう。そういうところを考えると非常に難しい役でした。劇中では悪として描かれていますけれども、常に自分の理想のために努力しているという意味では、凄く偉い奴だなと個人的には思いましたね」

　首を切り落とされない限り生き続ける「不死者」としての運命を背負ったらどうするか？　2000年を復讐のために費やす主人公コリンを演じた小栗旬からは、「僕はマルカスのように生きたい」という衝撃発言が。

小栗「だって2000年もあれば絵の勉強もできるし、踊りもできるようになるし（笑）。時間はたっぷりあるので、コリンみたいにひとつの事に執着せずに、いろんな事を勉強したいなと」
山寺「コリンは何も学んでないもんね！」
川尻「この映画のストーリーが終わってから、コリンもいろいろやり始めるんじゃないですかね（笑）」

　ステージ上では常にジョークが飛び交い、マスコミ向けのフォトセッションの間も、和気あいあいとしたムードが客席にも伝わっていた。最後に、川尻監督からのメッセージで今回の舞台挨拶は締めくくられた。

川尻「なるたけ大勢の方に観てもらいたいので、この映画を楽しめたという方は、ぜひお友達にも薦めてもらえたらと思います。どうぞよろしくお願いします」

　終演後、新宿バルト９のチケットカウンターフロアに、川尻・小栗・朴・山寺の４人が突如登場するというサプライズイベントも。偶然その場に居合わせた来館者たちは、思いがけないスターの出現に驚きの歓声を上げていた。
　『HIGHLANDER　ハイランダー　～ディレクターズカット版～』は新宿バルト９、丸の内ＴＯＥＩ２、テアトル梅田にて公開中。上映時間等の詳細は、下記公式サイトもしくは各劇場まで。

●公式サイト
http://www.highlander-movie.jp/

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(08.07.08)

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