WEBアニメスタイル

←BACK

出崎統×マッドハウス、28年ぶりの新作！
『ウルトラヴァイオレット』制作発表会見

▲左から出崎統監督、丸山正雄プロデューサー、ヒロイン０４４役の朴■美（■＝王へんに路）

　出崎統監督の新作ＴＶシリーズ『ウルトラヴァイオレット　コード０４４』の製作発表会見が、東京国際アニメフェア2008で行われた。この作品はミラ・ジョヴォヴィッチ主演のハリウッド映画「ウルトラヴァイオレット」のアニメ版。映画の数十年後の世界を舞台に、遺伝子操作によって最強の戦士となったヒロイン・０４４（フォーティーフォー）の物語を描くオリジナルストーリーだ。
　キャラクターデザインは出崎監督と長年コンビを組んできた杉野昭夫。アニメーション制作はマッドハウスが手がける。出崎監督にとっては『あしたのジョー２』以来、実に28年ぶりに携わるマッドハウス作品。共に『エースをねらえ！』『あしたのジョー』などの名作を世に放ってきた丸山正雄プロデューサーと久々にタッグを組む作品としても、アニメファン注目のタイトルである。
　ステージ上には、出崎監督、丸山正雄プロデューサー、そして主人公の０４４役を演じる朴■美（■＝王へんに路）が登場。作品に対する意気込みを語った。

出崎「久々にオリジナルでスーパーヒーローものをやれるという事なので、いろんなシチュエーションを試してみたい。お話的にも、大人が“えっ！”と驚くようなハードなものが描けると思っています。最近は僕もちょっと優しいものばかりやっているので（笑）。それに、かっこいい女ってなかなか描く機会がないから、今回は思いきってやってみようと。男らしい女、というかね」

丸山「今回の作品をやるにあたって、大人っぽくてかっこいい、クールなアニメーションにしたいなと思った時、これはもう統ちゃんしかいないんじゃないか、という事で声をかけました。彼が杉野君とあんなぷるという会社を設立してからは、ずっと一緒に仕事をする事がなかったんですけど、お互いトシがトシなので、そろそろやっておかないと終わっちゃうかもしれない（笑）。だから一発やっておこうぜ！　と。そういう時に、この『ウルトラヴァイオレット』がとてもいいチャンスを作ってくれたと思っています」

朴「バイオレンスものというお話を聞いた時に、速攻で“やりたい！”と答えました。その後、丸さんと出崎監督がタッグを組むと聞いて、自分、大丈夫かな？　と少し思ったりしました。この２人は業界のバケモノですから（笑）。そんなお２人に、自分の奥底にあるエネルギーを認められたという事なので、それをひたすら解放して、やる気満々で臨みたいです。マグマのような熱さを芯に持っている人達と一緒に仕事ができる、今はその喜びでいっぱいです」

　華麗に、激しく、一瞬の生を燃やし尽くすヒロインの姿を描くハードアクション『ウルトラヴァイオレット　コード０４４』は、アニマックスにて７月１日放映開始。ＢＳ１１でも７月中に放映スタート予定。

『ウルトラヴァイオレット　コード０４４』
2008年７月１日（火）より、アニマックスにて放映スタート

●キャスト
０４４（フォーティーフォー）／朴■美（■＝王へんに路）

●スタッフ
監督／出崎統
キャラクターデザイン／杉野昭夫
プロデューサー／丸山正雄
アニメーション制作／マッドハウス
制作協力／手塚プロダクション

●公式サイト
http://uvcode044.jp/

(08.04.02)

←BACK

↑PAGE TOP