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アニメ本・聞いた・見た・買った(28)
新春は画集の季節


 昨年はいろいろと変わったアニメ関連書が出たように思う。今年も見て嬉しい、読んで楽しいアニメ書籍に出会えることを!
 と、遅すぎる年頭の挨拶はともかくとして、まずは大型の画集を2冊紹介したい。
 ひとつは「高田明美画集 Girl's Magic」(ホビージャパン)。キャラクターデザイナー、イラストレーターとして知られる高田明美の最新画集だ。今世紀になってから(!)描いた『魔法の天使 クリィミーマミ』のイラストや、画集初収録になるという『魔法のステージ ファンシーララ』のイラストを収載。そのほか、オリジナルや描き下ろしも多数収録されるという。ケース入りとなかなか豪華な仕様のようだ。22日頃の発売。
 もうひとつは「山根公利 メカ図鑑」(MdN)。メカデザイナー・山根公利の集大成を目指したものだという。『カウボーイ ビバップ』『天空のエスカフローネ』『機動戦士ガンダムSEED』など、彼の数多くの作品の設定画を「檄選」したそうだ。もちろん、コメントや対談もあり。ちょっと楽しみな1冊だ。こちらも同じく22日頃の発売。
 両方とも少々お高めな本なので、もらったお年玉は大事にとっておこう!(って、お年玉をもらうような年の読者はいないか……)
 通常のファンブックに目を向けると、旺盛な出版を続ける一迅社からは「アイドルマスターXENOGLOSSIA Sweet Memories」が28日頃発売予定。さらにもう1冊「天元突破グレンラガン ヨーコ写真集」が2月1日前後に発売になるはずだが、一迅社の発売カレンダーからは消えてしまったのが気になる……。
 「Shining Tears X wind オフィシャルファンブック」(宙出版)は、昨年びっくりな「超展開ストーリー」(公式サイトより)で楽しませてくれた『Shining Tears X wind』のオフィシャルブック。各話解説につくという、わたなべひろし監督のコメントが楽しみだ。29日頃の発売。
 翌30日頃には小学館から「ぼくらの オフィシャルブック」が刊行。「原作の謎、アニメの真実に迫る」との事なので、アニメの話題も載っているようだ。
 最後に、下旬には横田正夫の「アニメーションとライフサイクルの心理学」が刊行予定。これは臨川書店の“ビジュアル文化シリーズ”という叢書の1冊。横田は日本大学文理学部の心理学科教授だ。“イジー・トルンカ、川本喜八郎、TVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』を、『ライフサイクル』の概念を手がかりに、作り手の心の問題と作品の相関を読み解いていく”というものらしい。
 ここで紹介した本は刊行済みのものを除き、タイトル、発売日ともすべて予定で、変更される可能性がある。購入する際には、店頭などで現物を確認してほしい。そのほかの本の予定はこちら。(B)


(08.01.18)

 
 
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