すでに店頭に並んでいる本から紹介しよう。別冊宝島の１冊として「機動警察パトレイバークロニクル」（宝島社）が登場。別冊宝島のアニメ関連書はライトなつくりが持ち味だが、この本はなかなかの充実ぶり。インタビューも、ゆうきまさみ、出渕裕、伊藤和典、高田明美、押井守とたっぷり。同時に「僕たちの好きなガンダムＳＥＥＤ 全モビルスーツ＆メカニック徹底解析編」（宝島社）も発売中。
続いてご紹介するのは「Works of ゲド戦記 Digital Artwork STUDIO GHIBLI」（ＢＮＮ）。『ゲド戦記』のメイキングに迫った豪華本だ。ひと足先に現物を見せていただいたのだが、原画はもちろん、動画や映像演出（撮影）までも、実際の素材を掲載しつつ、丹念に制作過程を追っている。３ＤＣＧのメイキングブックでは時折見る手法だが、アニメの本としては珍しい。原寸に近い大きさで、紙質も近づけた形で、原画、作監修正を何点か掲載しているのも面白い。よりによってなぜ『ゲド戦記』でという疑問はあるし、なぜこの時期にという不思議もあるけれど……。充実した内容なので、一度手にとってみても損はない。26日の発売。
ＴＶ２作にＯＶＡとヒット作となった『舞―ＨｉＭＥ』シリーズ。各社から書籍がすでに数多く出ているが、そこに新しい１冊が加わる。「舞―ＨｉＭＥ＆舞―乙ＨｉＭＥ MY COLLECTION」（ホビージャパン）は、アニメ３作を中心に「舞-HiMEシリーズ全作品を網羅したコンプリートブック」とのこと。10月１日発売予定だ。
ここで紹介した本は刊行済みのものを除き、タイトル、発売日ともすべて予定で、変更される可能性がある。購入する際には、店頭などで現物を確認してほしい。そのほかの本の予定はこちら。（Ｂ）
