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アニメ本・聞いた・見た・買った(14)
6月後半は公式ガイドが目白押し


 今回は6月中旬から下旬にかけて刊行予定の本を紹介しよう。
 まずは「GR ジャイアントロボ オフィシャルパーフェクトガイド」。横山光輝作品を精力的に扱っているソフトガレージからの刊行だ。現在放映中の『GR』の公式ガイドブックだが、公式サイトによると「本書では未放映の話数まで解説しておりますので、書籍を見る際にはネタバレにご注意ください」との事。『鉄人28号』の公開劇場では先行販売されていたようだが、一般流通では22日発売予定。
 続く25日には、「TVアニメーション Kanon Visual memories」(一迅社)が刊行予定。京都アニメーションによるリメイクが話題になった『kanon(2006年版)』のビジュアルファンブックだ。「月宮あゆ『うぐぅ』ボイスCD」が特別付録としてつくという。これは「TVアニメ全24話の中からあゆの名台詞『うぐぅ』を抜き出して収録したスペシャルボイスCD」だという。
 放映前から天才・磯光雄の初監督作品として話題を呼んでいた『電脳コイル』。噂に違わぬ出来に驚いている読者も多いだろう。その関連書が早くも登場。「電脳コイル アクセスガイドBOOK」が製作元でもある徳間書店から刊行される。A5判、80ページというコンパクトな体裁だが、「磯光雄監督&メインキャストインタビューを収録予定」というから、ファンは要注目だろう。
 下旬にはさらに、「星山博之のアニメシナリオ教室」(雷鳥社)の刊行も予定されている。先頃急逝した星山博之が遺したアニメシナリオの入門書のようだ。『機動戦士ガンダム』第13話「再会、母よ……」の完成稿シナリオ・録音台本が資料として収録されるという。この本については別に触れる機会を設けたい。
 最後に、取り上げる時機を逸していたが、湖川友謙の「アニメーション作画法」が新装改訂版として先頃復刊された。デッサンと空間パースの取り方を解説した名著だが、長らく絶版になっていたものだ。アニメの空間の取り方に大きな変革をもたらした湖川友謙の技法が余すところなく公開されている。アニメスタイルのインタビューを読んで興味を持った方は、ぜひ一度目を通してみてほしい。
 ここで紹介した本は刊行済みのものを除き、タイトル、発売日ともすべて予定で、変更される可能性がある。購入する際には、店頭などで現物を確認してほしい。そのほかの本の予定はこちら。(B)


(07.06.15)

 
 
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