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【情報局】7月のノイタミナ枠は『モノノ怪』
『怪〜ayakashi〜』の「化猫」スタッフが再集結!


 2006年の1〜3月に放映された『怪〜ayakashi〜』で大反響を呼んだエピソード「化猫」が、全12話のスピンアウト作品として制作されることになった。タイトルは『モノノ怪』。現在オンエア中の『のだめカンタービレ』に続いて、フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”他にて放映される事が決定したので、一足早くお伝えしよう。
 前作の「化猫」は、薬売りの男が謎の殺人事件の「真と理」を見極め、事件の背後に蠢く妖怪と大バトルを繰り広げるというストーリー。CGを巧みに使った独特な表現が注目を集め、視聴率的にも高い数字を残し、話題となった。本作『モノノ怪』でも、「化猫」に登場した薬売りの男が怪事件に挑むスタイルは踏襲され、妖怪の名前を冠する5つのエピソードがオムニバス形式で描かれるそうだ。
 中村健治(監督)、橋本敬史(キャラクターデザイン・総作画監督)らメインスタッフ陣は前作と同様で、脚本には、前作のヨコテミチコに加え、小中千昭、高橋郁子、石川学らが参加する。今回は、どんな映像で視聴者を驚かさせてくれるのだろうか。7月のオンエアを楽しみに待ちたい。以下はこの作品のために集められた、業界の方からのコメントだ(作品リリースから転載)。

木原浩勝(怪異蒐集家)
色彩の籠を、「モノノ怪」という無彩の闇がすっぽりと包み込む物語です。
しかし、光の理を閉じ込めた闇の理の物語ではありません。
なぁに、籠を覗けば解ります。

湯浅政明(『マインド・ゲーム』『ケモノヅメ』監督)
絢爛!サスペンス!スペクタクル!
中村はまた面白いの作っちゃうんだろうな、ヤダヤダ……

マイケル・アリアス(『鉄コン筋クリート』監督)
(日本のアニメーションのルーツとも呼ばれている)浮世絵版画がそのまま映像になっている事にびっくりしました。カッコウイイ映像に凝っている作品なのですが、「化猫」は内容もストーリーも深いです。
初めて観た時に消耗しましたがまた観たいです。

前田真宏(『巌窟王』監督)
サイケデリック万歳!!!!!キレイな色、キレイな柄、キレイな絵を所狭しと貼りまくって何が悪い!?もっとやれ!!!
……でも、僕は猫がとってもスキなので今度は「猫じゃない話」でどうかお願いします。

田島昭宇(漫画家「多重人格探偵サイコ」)
こんなことを言うとアレかもですが……
この作品を見て、TVアニメ(深夜の?)もまだまだ捨てたモンじゃないんだな……と思いました。
続編、作るんですよね?
楽しみです。

『モノノ怪』
放映スタート:7月12日(木)深夜0時45分〜(フジテレビ他)
※放送時間は予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。


●キャスト
薬売りの男/櫻井孝宏

第1話「座敷童子」
志乃/田中理恵
久代/藤田淑子
徳次/塩谷浩三
直助/竹本英史
こども/日比愛子

●スタッフ
監督/中村健治
キャラクターデザイン・総作画監督/橋本敬史
脚本/ヨコテミチコ、小中千昭、高橋郁子、石川学
美術監督/倉橋隆、保坂有美
音楽/高梨康治
アニメーション制作/東映アニメーション

●公式サイト
http://www.mononoke-anime.com/

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(07.06.06)

 
 
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